アジア最高位のサイクルロードレース ジャパンカップ2017|大会紹介

投稿者: カテゴリー: お知らせサイクルロードレース オン 2017年10月2日

さて今年もジャパンカップサイクルロードレースが近づいてきましたので例年と同様に大会紹介、参加チーム紹介をしていきたいと思います。

 
例年同様、2017年も宇都宮で開催されますので、関東近郊にお住まいの方であれば日帰りでも観戦に行くことも出来ますし、金土日に渡って行われますので、気合い入れて泊りがけ全工程を観戦するのもいいでしょう。
今年もトレック・セガフレードをはじめとするワールドチームが複数参加します。普段は本場のヨーロッパに行かないと間近で観ることが出来ない世界のトッププロ選手の走りを国内で観ることが出来る数少ない大会です。

 
 
2016japan_cup_cycle_road_race_3

 
さらに今年は、今年限りでの引退を表明している、グランツール7勝のアルベルト・コンタドール選手も土曜日に行われるジャパンカップクリテリウムのみですが参戦が決定しています。
先日のブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージ超級山岳アングリル峠の頂上ゴールステージおいて魂の走りで見事ステージ優勝を果たしたサイクルロードレース界のレジェンドを生で観られる大会ですので、是非現地観戦に訪れていただきたいと思います。

 
 

●いつどこでやるの?

今年は10月20日~22日にかけて例年と同様に栃木県宇都宮市で開催されます。

10月20日(金) チームプレゼンテーション(宇都宮市オリオン市民広場:オリオンスクエア)
10月21日(土) ジャパンカップクリテリウム(宇都宮市大通り周回コース)
10月22日(日) ジャパンカップサイクルロードレース(宇都宮市森林公園周回コース)

 
 

●ジャパンカップってどんな大会?

1992年の創設より今年で26回目を迎える国内はもちろんアジア圏最高峰のサイクルロードレースのひとつです。
その証拠にUCI(国際自転車競技連合)からワンデーレースの最上位であるカテゴリー(超級 ※08年までは1級)のレースとして認定されています。

例年ツール・ド・フランスやクラシックレース等で活躍する最上位カテゴリーに属するUCIワールドチームも複数チーム参戦し、世界のトッププロ選手の走りを間近で観られる数少ない大会で、ジャパンカップで活躍したのちに世界の舞台でさらに大きな活躍を遂げる選手も珍しくありません。
昨年のサイクルロードレースの覇者ダヴィデ・ヴィッレッラ(キャノンデール)は、世界最高峰のレースであるグランツールのひとつブエルタ・ア・エスパーニャで見事に山岳賞(2017年)を獲得しました。
過去にも06年、10年のジロ・デ・イタリア覇者イヴァン・バッソ(12年優勝)や、グランツール総合上位に名を連ねるダニエル・マーティン(10年優勝)、バウケ・モレマ(15年優勝)らがジャパンカップで優勝しています。

 
 

●どんなコースを走るの?

《ジャパンカップクリテリウム》
クリテリウムとは比較的短い距離で構成されたコースを周回するレースでロードレースとは異なり山岳区間の無い平坦路で行われることが多く、ゴールでは各チームのスプリンターによる最速バトルが繰り広げられます。
周回レースのため同じ場所からでも何度も選手を応援することが出来るのも魅力のひとつです。

 
今年もJR宇都宮駅前の宇都宮大通りに設けられた特設コースにて行われます。
昨年25回大会を記念して15年まで使用された1周1.55kmからコースが延長され、1周2.25kmを15周回、総距離38.25kmで開催されましたが、今年も引き続き同様のコースで争われます。
※パレードラップがレース周回とは別に2周回設けられています。総距離はパレードラップを含みます。

 
 
JAPAN CUP CRITERIUM MAP

15年、16年のジャパンカップクリテリウムではトレック・セガフレードの別府史之選手が連覇を達成しており、今年は三連覇に期待がかかります。

 
 
《ジャパンカップサイクルロードレース》
こちらも例年と同様にJR宇都宮駅から北西に約13kmのところにある宇都宮市森林公園と周囲の一般道で構成された1周10.3kmのコースを14周回、総距離144.2kmで争われます。
ツール・ド・フランスやクラシックレースがある地点からある地点へ向かうコースで原則1度しかその場所を通らないのに対し、ジャパンカップは、周回コースで行われるため、クリテリウムと同様に同じ場所から何度目の前を走る選手たちを観戦・応援するこが可能です。

 
 
JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE MAP

 
 
2014年までは一周14.1kmのコースを周回し、最終周回のみ10.3kmのショートコースを使用していましが、2015年からコースが変更され今年も1周10.3kmのコースを14周回、総距離144.2kmで開催されます。
標高差185m、10%超の急坂を含む古賀志林道を14回登る厳しいコース設定になっています。
特に残り2、3周回からペースがあがり、例年、急勾配の古賀志林道の登り、古賀志林道からのテクニカルな下りが勝負所になっています。

 
昨年の覇者ダヴィデ・ヴィッレッラ選手。
山岳賞を獲得したブエルタ・ア・エスパーニャ大会期間中にはジャパンカップへ今年も行くよとのコメントをしてくれていました。
※現時点で所属するキャノンデール・ドラパックの出場は決まっていますがヴィッレッラ選手が出場するかは未定です。
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