アジア最高峰のサイクルロードレース!!2016ジャパンカップサイクルロードレース(出場チーム)

投稿者: カテゴリー: サイクルロードレース オン 2016年9月13日

先日、大会のご紹介をしましたが、今回は出場チームとメンバーを紹介していきたいと思います。
一部チームはメンバー発表前のため、発表されている範囲でご紹介します。

大会紹介編はこちら

 

◉出場チーム

別府史之選手が所属する「トレック セガフレード」、新城幸也選手が所属する「ランプレ・メリダ」などのUCIワールドチームを含む9つの海外チームと国内チーム6チームの全15チームがジャパンカップに出場します。
なお、クリテリウムにはクリテリウム特別チームも編成され出場します。
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◉チームカテゴリ

サイクルロードレースのチームはUCI(国際自転車競技連合)が定めるカテゴリにより、いくつかの階層に分けられていて、属するカテゴリによって出場義務のあるレースや出場可能なレースが決められています。
イメージとしてはサッカーJリーグのJ1、J2、J3の様なイメージと思っていただければ分かりやすいと思います。(入れ替え制ではありません。)
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今回出場する海外チームは、最上位カテゴリのUCIワールドチームが6チーム、その下のUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームが2チーム、もう1つ下のUCIコンチネンタルチームが1チームの計9チームです。
UCIワールドチームは世界にたった18チームしかなく、まさに世界最高峰に位置するチームです。

もちろん地元である国内チームにも頑張ってもらいたいですが、やはり世界のトップチームにも注目したいですよね。
ということで、さっそく今回出場するUCIワールドチームを紹介していきましょう。

 

◉海外チーム紹介

 

トレック セガフレード

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その名の通りアメリカのトップブランドトレックがバイクスポンサーであり、今季からはイタリアのコーヒーブランド 「セガフレード」がスポンサーに加わり、トレック・ファクトリー・レーシングからチーム名称も変更に。
昨年はクリテリウム(別府史之)とロードレース(バウケ・モレマ)の両方を制し、ジャパンカップ完全優勝を成し遂げたトレックが今年も参戦します。
昨年のクリテリウムとロードレースの覇者である別府とモレマが今年も出場するとともに、昨年出場し大きな話題となったファビアン・カンチェラーラもクリテリウムのみですが出場を予定しています。
カンチェラーラは今季限りでの現役引退を発表しており、今大会がその勇姿を日本で観ることが出来る最後の大会となります。

▼出場予定メンバー
ファビアン・カンチェラーラ(クリテリウムのみ)
別府史之
バウケ・モレマ
グレゴリー・ラスト
ジャスパー・ストゥイヴェン
エウジェニオ・アラファチ(ロードレースのみ)

 

ランプレ・メリダ

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今季から新城幸也が所属するランプレ・メリダはジャパンカップの常連チーム。
ステージレースでは総合優勝争いではなく、逃げやアタックでステージ優勝を奪い取る様なスタイルの戦い方が多いチーム。
ツール・ド・フランスをはじめとするグランツールでも、必ずと言っていいほど毎年ステージ優勝を果たしています。
昨年、トレックのモレマ、新城とゴールスプリントを争ったディエゴ・ウリッシは、今年のジロ・デ・イタリアでステージ2勝をあげており、チームメイトとなった新城とともに今年も出場するか注目されましたが、残念ながら出場せず。
しかし、2月に大腿骨骨折という重傷を負いながらも脅威の回復をみせ、6月のツアー・オブ・ジャパンでのステージ優勝を皮切りに、ツール・ド・フランスでは逃げてステージ敢闘賞、リオ五輪ロードレースやブエルタ・ア・エスパーニャもしっかり完走し、ケガを感じさせない活躍ぶりを見せてきた我らが新城幸也はもちろん出場!!
チームとして昨年2位の雪辱を果たせるか!?

▼出場予定メンバー
新城幸也
マッテオ・ボーノ
マッティーア・カッタネオ
マヌエーレ・モーリ
シモーネ・ペティリ
(プシェメスワフ・ニエミエツ、ルカ・ピベルニク)

 

チーム スカイ

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今年はクリス・フレームがツール・ド・フランス連覇を果たす等、ビッグレースで数多くの勝利を挙げているUCIワールドチームきっての超強豪チーム。他チームであればエースとなれる様な実力者が多数在籍しています。
フルームに注目が集まりがちですが、元世界チャンピオンのクヴィアトコフスキー、個人タイムトライアル世界チャンピンのキリエンカ、ゲラント・トーマスやポエルスらフルームの周りを固めるアシスト陣も超強力。
4回目の出場で初のジャパンカップ制覇となるか注目です。

▼出場予定メンバー
参加選手未定
現状未定ではあるものの、フレームは翌週のツール・ド・フランスさいたまクリテリウムへの出場が予定されているため、残念ながら恐らくジャパンカップへの出場はなさそうです。

 

ビーエムシー レーシング チーム

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昨年の初出場に続き2年連続での出場。
世界選手権チームタイムトライアルを2連覇中と、タイムトライアルが強いイメージがありますが、今季はグランツール総合優勝も狙えるエースとしてスカイからリッチー・ポートを獲得、他にもリオ五輪金メダリストのグレッグ・ヴァン・アーベルマートや元世界チャンピオンのフィリップ・ジルベールらビッグネームが多数在籍しています。
過去にトラック競技で世界選手権を制し、ジロ・デ・イタリアのステージ優勝経験もあるテイラー・フィニーで優勝を狙ってくると思われます。

▼出場予定メンバー
テイラー・フィニー
マヌエル・クインツァート
アマエル・モワナール
ジョセフ・ロスコフ
エイセンハート

 

オリカ・バイクエクスチェンジ

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かつて別府史之選手も所属していたオーストラリアのチーム。
どちらかというとトラック系種目出身の選手が多く、チームタイムトライアル等では強さを見せるものの、ステージレースの総合優勝を狙えるチームではありませんでした。
しかし、近年若手の成長が著しく、今年のツール・ド・フランスではアダム・イェーツが総合4位に入るとともにヤングライダー賞を獲得、先日行われたブエルタ・ア・エスパーニャではエスティバン・チャベスが総合3位、アダムの双子の兄サイモンが総合6位に入る活躍をみせ、ステージレースでもこれから楽しみなチームです。
今年、パリ~ルーベで本人もビックリのまさかの優勝を果たしたヘイマンも出場するので、ジャパンカップでも“一発”があるかも!?

▼出場予定メンバー
マシュー・ヘイマン
クリストファー・ユールイェンセン
ジャック・ヘイグ
クリスチャン・マイヤー
シュルツ
(スヴェン・タフト、アメツ・チュルーカ)

 

キャノンデール ドラパック プロサイクリングチーム

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昨季キャノンデールとガーミン・シャープが合併し、今季途中からドラパックキャピタルパートナーズがサブスポンサーにつき現在のチーム名称となりました。
昨季までのキャノンデールの前身であるリクイガス・キャノンデール時代にはイヴァン・バッソが、ガーミン・シャープではジャック・バウアーとネイサン・ハースが優勝をあげており、ジャパンカップとの相性がいいチームです。
ジャパンカップでも活躍したダニエル・マーティン、ネイサン・ハース、総合系エースであった2012年ジロ・デ・イタリアの覇者ライダー・ヘシェダルが昨季限りでチームを去りましたが、新城幸也の元チームメイトであるピエール・ローランやリゴベルト・ウランを獲得した新生キャノンデールで2年ぶりの優勝を狙います。

▼出場予定メンバー
参加選手未定