J:COM presents ツール・ド・フランス・さいたまクリテリウム まであと1日!!
さていよいよ 『J:COM presents ツール・ド・フランス・さいたまクリテリウム』 まであと1日!!
ということで今日はツール・ド・フランス4賞ジャージと選手のおさらいです。
今大会は4回目の開催にして初めてツール・ド・フランス4賞が揃って参加しますので、ツール・ド・フランスを見たことがないという方も是非この4賞ジャージを覚えて観戦時に探してみてください。
各賞ジャージは当日のレースが終了した時点で同賞1位の選手が翌日のレースで着用することが許されます。
つまり最終第21ステージ終了時に着用する権利を持っている選手が、その年の各賞の受賞者ということですね。
1日でもこの各賞ジャージを着用するためだけに、逃げに乗ったり、スプリントポイントや山岳ポイント手前でアタックをしかけたりする選手も多数いるほど、各賞ジャージを着用することは選手達にとってたいへん栄誉なことなのです。
◉マイヨ・ジョーヌ(個人総合)ジャージカラー:黄色
各ステージのゴールタームの合計が一番少ない選手、つまり全区間の走破タイムが一番早い選手が総合1位となります。
ツール・ド・フランスの勝者の証であるこの黄色のジャージは全てのライダーの憧れであり、黄色は自転車界では特別な色として扱われています。
《2016年マイヨ・ジョーヌ》
ツール・ド・フランス個人総合通算3勝、昨年に続き連覇を果たした王者クリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)
本家ツールが終わる前に出場表明をしてくれたフルームは、なんと皆勤賞の4年連続4回目の出場!!
◉マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(山岳賞) ジャージカラー:白地に赤い水玉
各ステージの峠や山頂に設けられた山岳ポイントの通過順に応じて与えられるポイントが多い選手が山岳賞です。
アルプスやピレネー等2,000mを超える様な山岳ではクライマー達による激しい闘いが繰り広げられます。
山岳ポイントはその難易度に応じて4級~超級まであり、難易度が高いほど高配点です。
《2016年マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ》
マイヨ・ジョーヌを狙うエースのアルベルト・コンタドールのリタイアにより、コンタドールの山岳アシストから山岳賞へ照準を変更。積極的なレース運びでポイントを加算し、自身2度目となる山岳賞を獲得したラファウ・マイカ(ポーランド、ティンコフ)
◉マイヨ・ヴェール(ポイント賞) ジャージカラー:緑
各ステージに設けられた中間スプリントポイントやゴールの通過順に応じて与えられるポイントが多い選手がポイント賞です。
スプリンター達による平坦ステージのゴール前スプリントでは最高時速70kmにも及びます。
《2016年マイヨ・ヴェール》
もはやマイヨ・ヴェール着用は当たり前!? 2位のキッテルのポイントを倍にしても追いつかない圧倒的勝利。現在マイヨ・ヴェール5連覇中にして世界選手権も2連覇中のペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ)
◉マイヨ・ブラン(新人賞) ジャージカラー:白
基準はマイヨ・ジョーヌと同じく走破タイムで、25歳以下の選手が対象となります。マイヨ・ジョーヌと同様に総合力が問われるので、未来のマイヨ・ジョーヌ候補といってもいいでしょう。
なお、野球の新人賞等とは異なり、年齢制限内であれば何度も受賞することができます。
2016年マイヨ・ブラン
一時は総合2位につける実力を見せ新人賞を獲得した期待のクライマー、双子のイェーツ兄弟の弟アダム・イェーツ(イギリス、オリカ・バイクエクスチェンジ)
◉ツール・ド・フランス ジャパンチームにも注目!!
4賞選手ももちろんですが、ツール・ド・フランス ジャパンチームとして参加する別府史之選手と新城幸也選手にも注目です。
今年それぞれツール・ド・フランス(新城)とブエルタ・ア・エスパーニャ(別府)でステージ敢闘賞を獲得しており、別府選手は先週末に行われたジャパンカップクリテリウムで見事2連覇を果たしていますし、新城選手もジャパンカップで日本人最先着の9位と調子はよさそうですので、日本人による初優勝にも期待したいですね。普段異なるチームに所属する2人のチームプレーにも注目です。
やはりUCIワールドチームの選手に注目が集まりがちですが、国内チームの選手にも頑張ってもらいたいですよね。
正直UCIワールドチームの選手達と国内チームの選手との実力の差は小さくないと思いますが、意表をついたアタックや大逃げなどでアッと驚くサプライズ勝利があったりするかも!?