タイヤ空気圧の適正値ってどれぐらいなの?
タイヤ、メーカーによって違いますが、7〜7.5bar(バール)ぐらいが一般標準
あとは色々試しながら前後1barの範囲で調整するのがいいと思います。
※購入したタイヤの適正値(MIN、MAXは必ずチェックしよう!)
さて、いきなり結論を言いましたが、ここから初心者の皆様に役立つポイントをお話しします。
ポイントは3つです。
ポイント① 単位は主に3つ
ロードバイクの空気圧の表示は主に
『bar(バール)』と『psi(ピーエスアイ 正式名称:ポンド・スクエア・インチ)』と『kpa(キロパスカル)』の
3つあります。
私はいつもbarの方を見ているのでいまさらpsiやkpaといわれてもピンとこないです(笑)。
空気入れによって単位が異なるのでまずはチェックしてみてください。
【参考】
(※目安 1bar=14.2psi=100kpa)
ポイント② 自分のタイヤの標準適正空気圧は?
じつはタイヤの側面に書いてあります。
「最低空気圧:MIN」「最高空気圧:MAX」など。
※メーカーによって記載方法は異なります。
パナレーサーはこれでした。7barをキープで8.8barがMAXみたいですね。
ポイント③ 自分にあった基本となる空気圧を見つける
タイヤ、メーカー、ロードバイクの重さ、乗る人の体重、路面コンディション、TPI(タイヤの繊維の量)、コンパウンド(タイヤの素材)を考えて細かく調整。
今回は初心者の方むけなのでサラッとまとめます。
これをまず覚える!
◉空気圧をあげると・・・
・転がり抵抗が減り、走りが軽くなる
・グリップも比例して減る
・振動吸収性が低くなる
・乗り後地も悪くなる
⇒あまり高すぎるとタイヤが路面から跳ねたりする
◉空気圧を下げると・・・
・転がり抵抗が増え、走りが重くなる
・グリップが比例して上がる
・振動吸収性が高くなる
・乗りごこちが良くなる。
⇒低すぎるとタイヤが窪む。最悪リム打ちパンクをしやすくなる。
という感じです。
次にこれ。
◉路面のコンディションによる調整
ウェットな路面(雨で濡れている場合)や、荒れた路面の場合、空気圧を減らしグリップと振動吸収性を高める。
こうすることでコーナーリング時など滑りにくくなり落車リスクが減ります。
(メーカーにもよりますが、大体0.5barぐらい。)
おまけ。
◉山の登りは空気圧は高め。下りは低めがおすすめ。
ヒルクライムレースなどの登りのレースでは、通常より高めのセッティングが多いです。そしてレースが終わった後の下りでは空気圧を下げてグリップを高めることで滑らないようにすると安心です。
(レース後に集団で下山する前は、「プシューーーーーー」っという音が聞こえてきますw)
最後に適正空気圧にする為のまとめ
まずは推奨空気圧でスタート。
走りながら空気圧を少しずつ減らし、タイヤが少し窪んでいるなーと感じたらそれが自分の最低空気圧です。今度は逆に、少しずつ増やし、タイヤが路面から跳ねたりするようになったら、それが自分の最大空気圧です。あとはその幅でコンディションにあわせて微調整して下さい。