とことんロードバイク

ツール・ド・フランス特集⑤ ~各賞ジャージ3~

またまた昨日に引き続き各賞ジャージの紹介です。

最後の新人賞、今度こそサラっと行きましょう!!

 

期待の若手!? マイヨ・ブラン

マイヨ・ジョーヌが総合リーダージャージなら、それの若手版が「マイヨ・ブラン」です。
25歳以下の選手(正確には開催される年に迎える誕生日で25歳以下の選手)が対象とし、
該当選手の中で最も総合成績(タイム)上位の選手に与えられます。

「マイヨ」はジャージ、「ブラン」は白、ここまで言えばもうお分かりの通り、真っ白なジャージでございます。

 

2015年マイヨ・ブラン(レプリカ)  ©ASO

イメージとしては、新人賞といった感じのものなのですが、上記の年齢基準を満たしていれば初出場ではなくとも何度も受賞が可能なので、
そこが所謂「新人賞」とは異なりますね。

 

「マイヨ・ブラン」に限ったことではないのですが、2つ以上の部門のジャージを1人の選手が獲得した場合は以下の順序にのっとり、
より上位のジャージを着用し、着用していないジャージは同部門2位の選手が繰り上がりで着用します。

 

マイヨ・ジョーヌ(総合)

マイヨ・ヴェール(ポイント)

マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ(山岳)

マイヨ・ブラン(若手)

 

例えば「総合」と「若手」の両部門で1位の選手Aがいた場合、選手Aは「マイヨ・ジョーヌ」を着用し、「マイヨ・ブラン」は、
「若手」部門2位の選手Bが着用するといった感じです。
但し、最終成績としては選手Aが2部門獲得ということになります。
山岳賞やポイント賞では同時獲得はあまり起こりにくいですが、25歳以下の選手が総合リーダーの場合は、
必然的にマイヨ・ブランも獲得ということになりますね。

 

余談ですが、、、

各賞のリーダージャージを着用している選手はそのジャージのカラーにあわせたバイクやバーテープ、ヘルメット、ビブパンツ等、
チームメイトとは違うスペシャルないでたちでレースに臨んだりします。
基本チームメイトは特に変わらないのですが、マイヨ・ジョーヌのチームメイトはバーテープやヘルメットだけは黄色に変えている
ということはありますね。

ジロ・デ・イタリアでマリア・ローザを着用したコンタドールの「Specialized S-Works Tarmac」マリア・ローザスペシャルモデル © 2015 Tinkoff Sport A/S

有力選手は前もってそういったもの用意していたりするらしいんですが、たまたま1日だけ着用したり、
予想だにせず着用することになった場合は当然上半身のリーダージャージだけなわけです。

でも、それが数日続くとメーカーが特注で作成して送ってくれたりするみたいです。でも、届いた日にジャージを失ってしまう
とかそういう悲しいこともあったり、なかったり、、、(T_T)

有力選手でもこういったスペシャルユニフォームはさすがに何日かリーダージャージを着てから着用することが多いですけど。

 

そんな選手の『ジャージや機材事情』にも注目してみてくださいね。