とことんロードバイク

ツール・ド・フランス特集⑦ ~注目選手その1~

今日は超個人的な注目選手の紹介をしたいと思います。

 

これはどこのメディアを見ても同じこと言われていますが、今年のマイヨ・ジョーヌは
アルベルト・コンタドール(ティンコフ=サクソ)
クリストファー・フルーム(チームスカイ)
ナイロ・キンタナ(モビスター・チーム)
ヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナ・プロ・チーム)
の4強争いで間違いないでしょう。

アルベルト・コンタドール(ティンコフ=サクソ)
実績で言えば、グランツール計7勝、グランツール完全制覇のコンタドールが抜きん出た存在で今年のジロも制しており、
モルティローロで見せたごぼう抜きからもコンディションは万全と思われるので優勝候補筆頭と言ってもいいでしょう。
また、来年での引退を表明しており、今年はダブルツールを狙うと宣言もしているのでモチベーションも非常に高いと思われ、
去年の様な落車等のアクシデント(去年は落車骨折により途中リタイア)が起こらなければあっさり勝ってもおかしくない存在。
去年の山岳賞ラファウ・マイカも昨日のチームプレゼンテーションでコンタドールために走ると宣言していたが、
4強対決となる今回のツールでは、2強対決となったジロでアスタナに対し劣勢であったアシスト陣の奮起もマイヨ・ジョーヌ獲得には必要となってくるでしょう。

クリストファー・フルーム(チームスカイ)
去年は落車骨折リタイアとなった、おととしの覇者フルームは、前哨戦のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネを快勝しており、
こちらもコンディションは万全でしょう。得意のTTは今回14kmと短いのでタイム差を稼ぐステージとはならないかもしれないものの、
中盤~終盤の山岳ステージでの強力なアタックで去年の雪辱を晴らすことが出来るか?
フルームの周りを固めるアシスト陣も強力だ。フルームのアシストと言えばこの人、リッチー・ポートを筆頭に、英国チャンピオンの
ケノー、ジロTPO10入りのケーニッヒやロッシュ等、総合系アシストが揃ってます。

ナイロ・キンタナ(モビスター・チーム)
おととしの総合2位、去年はジロに専念(総合優勝)してツールをパスしたキンタナは、ちょっと期間空いていますがティレーノ~アドリアティコを制覇しており、
それ以外のレースで総合上位に来ており調子は悪くないでしょう。
前述の通り今年のツールはクライマー向けと言われていますが、もっとも登坂力があると思われるのがキンタナで、過去のグランツールで見せた
その登坂力には目を見張るものがありますね。フルームの様に爆発的な加速力で一気に引き離し、相手の心をへし折るといった感じでは無いんですが、
軽量を活かして着実にいいペースで登って行くという印象です。
また唯一4強のなからマイヨ・ブランの着用権利を持つ若手ライダーでもあり、山岳ステージでライバルを引き離し、マイヨ・ジョーヌ、マイヨ・ブランの2冠を取ることが出来るか!?
今年リエージュ~バストーニュ~リエージュ3勝目をあげたアレハンドロ・バルベルデがアクシデントがあった場合のサブエースを務めるが、
アシストとしてもこれ以上頼もしい男はいないでしょう。

ヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナ・プロ・チーム)
ディフェンディングチャンピオンのニバリもコンタドール同様に史上6名しかいないグランツールを完全制覇している選手の一人で実績は申し分ないですが、
今年のこれまでの戦績、直前のドーフィネの成績からもやや本調子では無い様に思われます。クライマー向けと言われている今年のコース設定において、
登坂力も他の3名に比べるとやや劣る印象が、、、いやそうは言ってもすごいんですよニバリも。
去年の前評判で3強と言われていたもののコンタドール、フルームが共に落車骨折に見舞われ途中リタイアしたため、2人がいたら優勝できなかったのでは?
等雑音も聞こえてくるので、連覇でその実力を証明できるか?ジロに引き続きアシスト陣は強力なので、アシストの力も借りながらですけどね、、、

そして、ニバリの写真見当たらず、、、

 

あくまで完全に筆者の主観なので悪しからず、、、