さて、今年もジャパンカップサイクルロードレースが近づいてきましたね!!
ということで、少し気が早いですが2016年のジャパンカップサイクルロードレースについて紹介していきたいと思います。
関東圏の方であれば日帰りでも観戦に行くことが出来ますし、世界のトッププロ選手の走りを間近で観られる数少ない大会ですので、是非現地観戦していただきたいと思います!!
◉いつどこでやるの?
今年も10月21日~23日にかけて栃木県宇都宮市で開催されます。
10月21日(金) チームプレゼンテーション (オリオンスクエア)
10月22日(土) ジャパンカップクリテリウム(宇都宮市大通り周回コース)
10月23日(日) ジャパンカップサイクルロードレース(宇都宮市森林公園周回コース)
◉ジャパンカップってどんな大会?
1992年の創設より今年で25回目を迎える国内はもちろんアジア圏最高峰のサイクルロードレースのひとつです。
その証拠にUCI(国際自転車競技連合)からワンデーレースの最上位であるカテゴリー超級(08年までは1級)のレースとして認定されています。
今年は記念すべき25回目の開催であると同時に、宇都宮市市制120周年の記念大会として開催されます。
ツール・ド・フランスをはじめとするグランツールやクラシックレース等で活躍するUCIワールドチーム(プロチームの最上位カテゴリー)も複数参戦し、世界のトッププロ選手の走りを間近で観られる数少ない大会です。
過去には06年、10年のジロ・デ・イタリア覇者イヴァン・バッソ(12年優勝)や、グランツール総合上位の常連ダニエル・マーティン(10年優勝)、バウケ・モレマ(15年優勝)らがジャパンカップで優勝しています。
昨年の大会は、過去に世界選手権個人タイムトライアルを4度制し、先日行われたリオデジャネイロオリンピック男子個人タイムトライアルでも金メダリストを獲得したサイクルロードレース界のスーパースター ファビアン・カンチェラーラが参戦したこともあり、来場者が過去最高の12万5千人(土日合計)と大いに盛り上がりました。
◉どんなコースを走るの?
《ジャパンカップクリテリウム》
クリテリウムとは比較的短い距離で構成されたコースを周回するレースでロードレースとは異なり山岳区間の無い平坦路で行われることが多く、ゴールでは各チームのスプリンターによる最速バトルが繰り広げられます。
周回レースのため同じ場所からでも何度も選手を応援することが出来るのも魅力のひとつです。
今年もJR宇都宮駅前の宇都宮大通りに設けられた特設コースにて行われます。
今年は25回大会を記念して例年の1周1.55kmからコースが延長され、1周2.25kmを15周回、総距離38.25kmで争われます。
※パレードラップがレース周回とは別に2周回設けられています。総距離はパレードラップを含みます。
全体的にはほぼ平坦なコースですが、ゴール前が緩い上り坂になっているのもポイントのひとつ。
早めに仕掛けて先行逃げ切りを狙う選手が押し切るのか
ギリギリまで他選手の後ろに控え追い込む選手が差し切るのか
この坂が勝敗を分けるかもしれません。
昨年日本人として同レースを初めて制した別府史之選手に続き今年も日本人選手の連覇となるのか、それとも海外勢がリベンジを果たすのかにも注目です。
《ジャパンカップサイクルロードレース》
今年もJR宇都宮駅から北西に約13kmのところにある宇都宮市森林公園と周囲の一般道で構成された1周10.3kmのコースを14周回、総距離144.2kmで争われます。
ジャパンカップは一般的なワンデーレースやステージレースとは異なり、周回コースで行われるため、クリテリウムと同様同じ場所からでも何度も応援が可能です。
一昨年までは一周14.1kmのコースを周回し、最終周回のみ10.3kmのショートコースを使用していましが、台風18号の影響で発生した土砂崩れにより昨年コースが変更されました。
今年も昨年同様に10.3kmのショートコースを使用して行われますが、周回数は一昨年までより増えており、標高差185m、10%超の急坂を含む古賀志林道を登る回数が増えたため以前より厳しいコース設定になっています。
例年、急勾配の古賀志林道の登り、古賀志林道からのテクニカルな下りが勝負所になっています。
昨年ゴール前スプリントに絡むも惜しくも3位に終わった新城幸也選手。
まだメンバー発表前ではあるものの今年も所属するランプレ=メリダは出場しますので、出場となれば久々の日本人選手の優勝に期待したいですね!!
※昨年はチームユーロップカーに所属。ジャパンカップには日本ナショナルチームとして出場。
※25回の歴史の中で日本人が優勝したのは第6回大会(97年)の阿部良之選手の1回のみ。